句読点


  • 痕跡1: この記事に対して、私は新たな方法・見解を持っている。
  • この記事は、過去の記録として残すものである。
  • 現在の方法・見解は、次の記事による。
    • (作成中)

素晴らしい連載があったので残しておく。

句読点の組み合わせは原理的に4種類あると書かれているが、「、。」「,。」「,.」はそれぞれ理由が思いあたっても「、.」だけは解せないと考えていた。しかし、上の記事によれば「,.」よりも「、.」のほうが多いそうである。

私は「,。」を用いている。もっともよく書くであろう教材は数学的文章であるから、本来は「,.」を使えばよい。しかし、教材でない文章を書くことももちろんあり、使い分けるのはソフトウェア設定のうえでも手間で、違和感も覚える。そのため「,。」を選んだ。国が正書法を定めていないため(定めるべきだという意味ではない)とくに従うべきとは思わないが、これまでの「公用文作成の要領」に合うことも後押しである。アルファベットの後ろに「。」を打つと添え字の0と見分けにくいという問題はあるが、スペーシングで誤読は避けられる。なお,縦書きではもちろん「、。」を使うが、私が縦書きをするときはほぼ手書きである。そうでなくとも、はじめから縦書きのつもりで書くことはあまりなく、横書き文章の「,」を「、」に置換することがほとんどである。

文化庁「新しい『公用文作成の要領』に向けて(報告)」3では、横書きでも「、。」を主とし「,。」は許容とするらしい。感性の問題であろうが,私には今になって「、。」に変える気は起きない。これからも「,。」で書き続けるだろう。


  1. 追記 2024-02-20。段落全体。 ↩︎

  2. 岩崎拓也,句読法、テンマルルール わかりやすさのきほん。ひつじ書房ウェブマガジン「未草」,参照 2022-08-29。 ↩︎

  3. 文化審議会国語分科会,新しい「公用文作成の要領」に向けて(報告)。文化庁,参照 2022-08-29。 ↩︎